日経新聞の中の三浦知良選手のコラムは好きでよく読みます。
今回は「今の若いやつは昔とは違う」ってほんとですか？という記事です。

30代の選手たちが「今の若者は覇気がない」とぼやくのに対し、三浦選手は「いやいや、お前もそうだったよ」と笑います 。
「若いやつら」は昔も今もさほど変わっておらず、変わったようにみえるのは、おそらく「あなた」が変わったからだという指摘が鋭いです。

自身が辿った道のはずなのに、理解しにくい若者の行動に接した際に「最近は……」と難癖をつけたがるのは、大人の悪い癖かもしれないと警鐘を鳴らしています 。
年齢や経験を重ねることで、つい「こうでなきゃいけない」という常識や固定観念に縛られてしまう 。
その結果、「当たり前のことしか言わなくなり」、行き着く先は「ありきたりなベテラン」になってしまうと。

重要なのは「今」と「バランス」

昔を実態以上に美化し「あの頃は」と懐かしむのも良いですが、大事なのは「今」であり、過去に浸らず、超えようとすることが重要だと説いています 。
若者一色、年長者だらけ、どちらの組織もデメリットが出やすいため、補い合えるバランスが保たれていることが組織にとって大切であると結ばれています 。
経験を積んだ大人こそ、過去の「常識」や「固定観念」を捨て、若き日のエネルギーと勢いを忘れずに、常に「今」を更新しアップデート続ける必要があると感じました。

私は、今42歳で気づけば自分の子供であってもおかしくない人たちと仕事をする機会も増えてきます。
自分にない感性で仕事をされており、そこにギャップを感じることもありますが、そこから得るものも多く肯定的に捉える柔軟な気持ちを持ち続けようと思います。

 

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