2024年がスタートいたしました。本年もよろしくお願い申し上げます。

新年早々、能登地方地震・羽田空港の衝突事故諸々、不安な一年のスタートとなりました。

被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

さて私事になりますが、昨年12月末に台湾へ研修旅行に行ってまいりました。

TSMC本社見学、台湾の大学ビジネススクール生との交流など刺激を受ける研修となりました。

職業柄この土地は坪単価いくらなんだろう？と思いながら街ぶらしながらナイトマーケットを楽しみました。

九州でも半導体が盛り上がっていますがその主役、TSMC本社で社員の方から様々なお話を聞けました。

ご存じの通り、米国や日本での工場建設に積極的で、「脱台湾」の方向へ向かっているのでは？と感じところが多々あり、

台湾有事を含むあらゆるリスクに対して柔軟かつスピーディに取り組もうとする意図が見られました。

また、台湾の合計特殊出生率は世界最低クラスとのこと。

少子高齢化が加速している日本よりも低い水準にあたる。

台湾在住の日本人(台湾交流協会の方)のの方に実情を聞いたところ一言でいえば経済的な不安を抱えながら生きているのが現状だそう。

たとえ子供一人を生まれても経済格差が大きく、その為子供をよい仕事に就かせるため一人の子供の教育費用に膨大にかける、二人目三人目まで気が向かない。

良い教育を受けさせて半導体関連もしくは地政学リスクの低い海外留学が視野に入るとのこと。

どの国も抱える問題は思ったより根深く深刻で国・企業が持続的に成長するということは、とても難しいと感じました。

年末から年始にかけ仕事の事・子供の事を考えながら、自分が出来ることを一歩一歩クリア出来たらよいなと感じる一年のスタートになりました。

今年も一年よろしくお願いいたします。

稲佐哲平